2016年の4月から11月にかけて、東日本地域の4都市(宮城県仙台市、長野県長野市、茅野市、東京都多摩市)が"宮沢賢治"をテーマとした市民創作プログラム、および「風の又三郎」の舞台作品の創作・上演に、世界で活躍する舞台演出家小池博史らとともに臨む。

合同シンポジウム「 地域創作のゆくえ~まちのDNA、創造するCommunity」@長野市芸術館

4館合同シンポジウム(長野市・長野市芸術館にて開催)
地域創作のゆくえ~まちのDNA、創造するCommunity

「まち」には『歴史』があります。
現代の画一化された「まち」が、どこにでもありそうなつまらない風景に見えたとしても、そこにはわたしたちの知らない膨大な歴史が幾層もの地層を作り上げ、静かに眠っているのだと思います。
そして、そこに生きた人々は、「まち」をつくることと、暮らしの「糧」をつくること、そして喜びを分かち合う「文化」をつくることを、無意識に『共同体』の営みとして、たくさんの困難を乗り越え、幾度も幾度も繰り返してきたのだと思います。
ですから、今のわたしたちの暮らしもまた、その営みの一つの層を形成するものであるといえるでしょう。
このたび、長野市に長野市芸術館が誕生します。そしてそのキックオフ・プログラムとして、『地域創作』の可能性を模索する3つの都市(仙台市・茅野市・多摩市)と共に、「宮沢賢治」をめぐる4館連携創作の機会を得ました。
まちの歴史と共同体をつなぐ『創造』に寄与するために、地域の劇場・ホールが「まち」のなかで果たす役割とは何なのか?また、そうしたローカルな一つ一つの試みをつなぐこと(連携)にはどのような価値や可能性があるのか?演出家・小池博史さんをゲストに迎え、本プログラムに参画する4館それぞれの試みと、それを架橋するアーティストの役割について考えていきたいと思います。

《実施概要》
日時:2016511日(水)19:45頃より(約1時間30分)*『KENJIin NAGANOの終演後
コーディネーター:石川利江(ISHIKAWA地域文化企画室 代表)
ゲスト:小池博史(演出家・振付家/小池博史ブリッジプロジェクト代表)
参加館:仙台市市民文化事業団/パルテノン多摩/茅野市民館/長野市芸術館

会場:長野市芸術館アクトスペース 

0 件のコメント:

コメントを投稿