2016年の4月から11月にかけて、東日本地域の4都市(宮城県仙台市、長野県長野市、茅野市、東京都多摩市)が"宮沢賢治"をテーマとした市民創作プログラム、および「風の又三郎」の舞台作品の創作・上演に、世界で活躍する舞台演出家小池博史らとともに臨む。

【仙台】地域創作プログラムについて



地域創作プログラム[KENJI]
<各館の地域創作プログラム実施概要>
宮城県 仙台市市民文化事業団

小池博史ブリッジプロジェクト 創作プログラム『KENJI

宮沢賢治の作品には、現代世界を揺るがす「個人」と「全体」のせめぎ合いや、仏教への共感による死生観、豊かな自然への信仰など、真に今日的なテーマが色濃く内包されています。そして2011311日の「あの日」以来、わが国、そして特に被災地・東北では宮沢賢治の思想に立ち返る動きが加速し、賢治にまつわる数多くの創作・事業・プロジェクトが実施されました。未曽有の自然災害とその二次災害を体験、あるいは目の当たりにした私たちが、これまで以上に死者と近くなり、強い無常観とともに今を生きていることとも無関係では無いはずです。
今回試みられる宮沢賢治の生涯をテーマにした小池氏書き下ろしの共通テキストによって、別個の舞台作品づくりに挑むプロジェクト「KENJI」。仙台ではこれまで『銀河鉄道』での「生と死」、『注文の多い料理店』での「動物と人間」という大きなテーマにより市民参加によるパフォーマー向けで短期間の創作体験ワークショップを実施してきました。今回はパフォーマーだけでなくスタッフも市民公募して、これまでで最も長い10日間という期間で、小池氏のディレクションのもと舞台作品を創作するプログラムとします。
パフォーマー、スタッフともに経験を問わず公募して、鑑賞だけでなく創作体験することで総合舞台芸術に対する理解を深めていただく場とします。また、創作体験を通して宮沢賢治の残した芸術・思想を基軸に私たちの現在と未来を捉え直す、実りある機会としていきたいと考えます。
《実施概要》
期間:201672日(土)~12日(火)
成果発表公演:712日(火)
1930開演予定 
公演会場:日立システムズホール仙台シアターホール
市民参加募集
・パフォーマー(出演者)/経験問わず、高
 校生以上60歳まで、20
・舞台スタッフ(映像、音楽、照明、音響
舞台美術・大道具、制作補助)/年齢・経
験問わず、15
2015年実施創作体験ワークショップより
主催:公益財団法人仙台市市民文化事業団、仙台市
   平成28年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業
お問い合わせ:公益財団法人仙台市市民文化事業団 事業課事業企画係
022-301-7405 FAX022-727-1874

E-mailkaze-sendai@bunka.city.sendai.jp

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