2016年の4月から11月にかけて、東日本地域の4都市(宮城県仙台市、長野県長野市、茅野市、東京都多摩市)が"宮沢賢治"をテーマとした市民創作プログラム、および「風の又三郎」の舞台作品の創作・上演に、世界で活躍する舞台演出家小池博史らとともに臨む。

2016年5月4日水曜日

[長野]長野市芸術館 アクトスペースチャレンジ2016×小池博史ブリッジプロジェクト 『KENJI in NAGANO』 稽古5日目

アクトスペースチャレンジ2016×小池博史ブリッジプロジェクト KENJI in NAGANO』 市民参加型・地域創作プログラム


稽古5日目!
「ずいぶん変わってきている。でもまだ足りない」とは小池さん。かなり密度の濃い稽古になってきています。稽古を見つめる側も、息を飲んで見守ります。だんだん、本番が迫ってきている緊迫した空気がこのアクトスペースに立ち込めています。音響はもちろん、大道具の調整、また映像の映写テストなど、さまざまなセクションが絡みあった一日でした。

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■10:00 稽古 

■10:20 稽古 自主練組みあり 
■11:20 自主練組み戻り、合同稽古
■13:15 小休憩
■14:05 午後の部、稽古続き
■16:30 休憩
■16:50 再開
■17:50 終了  
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小池さんが音響卓を操りながら、稽古は進行していく。




 動きをチームで確認しながら、身体に叩き込んでいく



映像担当・ジョッガの二人が第一ギャラリーからチェック。


衣装もだいたい出来上がってきた。シーン毎での帽子のかぶり方の微妙な違いを小池さんから。

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サポートスタッフの小田切仁菜さん。照明助手として、その姿もすっかり板についてきました。



大道具も小池さんから修正のオーダー。稽古が進まないと分からない変更点も出てきます。





大道具の制作を、長野市芸術館のアトリエで、サポートスタッフの東澤一江さんと中嶋結さんがお手伝い。最後はペンキで手が真っ黒に。



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【サポートスタッフ・広報担当3人による、パフォーマー紹介】 


 

本日は、サポートスタッフの広報担当のひとり、中嶋結さん(写真中央)が、キャストを取材しました。


まずは、リポートする中嶋さんと一緒に演劇で出たこともあるという、
平下拓実」から。



◯そういえば、出身は長野ではないんですよね?
ー宮崎県出身です。大学に進学するにあたり、長野市に来ました。中学生のころから演劇をやりはじめてから、その魅力にとりつかれ、もう8年ほどになります。
◯稽古5日目ですが、どうですか?
ーいやぁ!大変!身体をここまで使ったパフォーマンスは全くやったことのない分野。新しい発見が日々あるし、引き出しも増やさせてもらっている実感があって、一日一日楽しさと達成感を味わってます!
◯これまでの携わってきた演劇と随分違う感じですね?
今までは「自分が、自分が!」とアピールしていかないといけないところがあったのだけど、今回の「KENJI IN NAGANO」は“舞台という美しい、おもしろい世界を届けたい”という気持ちです。本番当日は、お客さんに楽しんでもらいたいし、自分自身も楽しみたい。そして終演後は、この経験と気持ちを持ち帰りたいです。

写真でもすっかり、遠くを見つめちゃってますね!


そして、お次はシャイな松本阿子」。


「写真が苦手なんです」と恥ずかしがる松本さんをなんとか撮影しました。キャストなのに、写真が苦手って!


◯どんなきっかけで演劇を始めたんですか?
高校3年生の終わりに市民参加のお芝居をみたのがきっかけです。専門学校時代では、芝居漬け。市民参加型の作品にも3回ほど出たり、ネオンホールで演劇実験室カフェシアターの『邪宗門』にも出ました。身体表現の楽しさを覚えて、今はカフェシアターに参加して活動しています。
◯身体表現だと、今回の「KENJI IN NAGANO」でも同じですね。
実は手足別々で動かすことが苦手なんです。毎日家で猛練習してますよ。やっとできるようになってきました。苦手なことから逃げたくないんです。
◯うんうん。稽古中の松本さんから伝わってきますよ。本番までもう少しですね。
自分の現状にしっかり向き合って良い舞台をつくりたいですね。この公演って、今の不安定な世界をダイレクトに訴えていると思うんです。お客さんに、見なければならないものに真剣に向き合うきっかけを作れればと思います。


以上、本日の[KENJI]パフォーマー紹介でした。

 アクトスペースチャレンジ2016×小池博史ブリッジプロジェクト
KENJI in NAGANO』 市民参加型・地域創作プログラム
公演情報はこちらをクリック↓
https://www.nagano-arts.or.jp/?p=3397
 

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