2016年の4月から11月にかけて、東日本地域の4都市(宮城県仙台市、長野県長野市、茅野市、東京都多摩市)が"宮沢賢治"をテーマとした市民創作プログラム、および「風の又三郎」の舞台作品の創作・上演に、世界で活躍する舞台演出家小池博史らとともに臨む。

2016年11月1日火曜日

[KENJI]子ども創作ワークショップ+鑑賞プログラム「風の衣装を作って見よう」【 レポート12】

〈風の子〉たちが〈風の又三郎〉を見にやってきた!

公演「風の又三郎2016-ODYSSEY OF WIND-」。本日11月1日、茅野市内全小学4年生が全員が来館し、この舞台を鑑賞しました。


 浜井さん
 もうちょっとやってみたらお気に入りの衣装ができるかもしれない。
 自分が一番いいなと思えるような着方を家でやってみて、
 11月1日「風の又三郎」を見るときは、その衣装を着て、市民館で会いましょう!

9月のワークショップでそれぞれに工夫した「風の衣装」をまとった、527名の〈風の子〉です。




大きな劇場で、あちこち目移りしながらこどもたちは興味津々の様子。ほかの学校の子と一緒になる機会も、そうそうありません。でも、暗転して舞台がはじまると、みんなの意識がぎゅっと入り込む瞬間があり、そこからはそれぞれの集中力で、そこに生まれる時空間を感じ取っているようでした。

終演後には、ワークショップ講師の浜井弘治さんにそれぞれの衣装を披露してごあいさつ。キャストの皆さんも駆けつけ、市民館のロビーが、いろいろな風の集まる不思議な空間となりました。




スタッフ・キャストの皆さんも
「舞台も客席も、まるでひとつの劇空間にいるような感じがした」
「客席からすごくエネルギーをもらった」
「こどもたちの〈なんだろう〉という興味を感じて、みんな表現がとてもやわらかかった。こんなことはほかにない」と口ぐちにおっしゃっていました。

舞台からのエネルギーと、舞台へ向けられたたくさんのエネルギー。観客の皆さんの存在があってこそ、舞台の空間と時間が生まれる。そんなことを実感した公演でした!

 *****************************************

■公演「風の又三郎」鑑賞(プレビュー公演)
※学校連携:茅野市内小学4年生 縄文科単元「「風の又三郎」の観劇で、縄文の風をふかそう」

ワークショップで創作した〈風〉の衣装を身に着け、茅野市民館で舞台作品を鑑賞する。
〈風〉の衣装をつけた自分たちと、〈風〉を感じる舞台空間がつながるような体験を目指す。
[公演内容]小池博史ブリッジプロジェクト「風の又三郎2016-ODYSSEY OF WIND-」
[対象]茅野市内小学4年児童(527名)
[日時/会場]2016年11月1日(火)茅野市民館マルチホール

0 件のコメント: