2016年の4月から11月にかけて、東日本地域の4都市(宮城県仙台市、長野県長野市、茅野市、東京都多摩市)が"宮沢賢治"をテーマとした市民創作プログラム、および「風の又三郎」の舞台作品の創作・上演に、世界で活躍する舞台演出家小池博史らとともに臨む。

2016年7月6日水曜日

仙台市市民文化事業団 小池博史ブリッジプロジェクト 創作プログラム『KENJI』7月6日


本日も1700に稽古開始。スロームーブメントの実践から始まります。このスロームーブメントは、KENJI後半のシーンで実際行うことになるのです。そして昨日の続きの稽古に入っていきます。



昨日にも増して、声のトーン、出るタイミング、表情など細かい指導が入ります。何度も同じシーンを繰り返しますが、繰り返すごとに役者さんの演技がぐっと変わっていきます。アドリブで役者さんの個性に合わせた動きが加えられたり、歌あり、踊りありにぎやかな稽古場です。ユニークな役者さんたちと対峙して、小池さんも随時本気で楽しそうに笑っています。





と思えば、立ち上がり、
 「遅い!」
 「躊躇するな!」
 「見ない!」
 「ふわっとしてる!」
等々、叫びます。
熱気を帯びる稽古場。それにしても、新しい動きやセリフを覚えつつも細かな指導に応えていく役者さんたちの集中力、すごいです。








休憩後は、シーンに合わせて出演者が別室に分かれての練習です。
この舞台、シーンがめまぐるしく変わり、出演者は1人で何役も演じることになります。緩急あるシーンの随所に、踊りや歌などの見せ場があります。音や照明も入ったらどんなにかっこいいことでしょう!





刻々と、メキメキと変化していく役者さんの芝居、あと5日間の稽古を経て、本番、どのような創作舞台が見られるのか、本当に楽しみです!





KENJI@仙台 出演者紹介】

今日から制作サポートスタッフ4名による14人の出演者インタビューを、順々にお届けします!


まずは、今回学生役等々で登場する、「安部信嗣(しんじ)」さん!


安部さんはおととしも昨年も、小池さんのブリッジプロジェクトに参加されていています。大胆かつ繊細?!な愛されキャラ!

●今回、3回目の参加となったきっかけはなんですか?
前に参加した人に会えるかなと思って。ワークショップに参加するのが好きで、自分を開いたり明るくなったり、自分を変えたいと思ってるんです。

●何か変わりましたか?
少しだけ変化は感じます。声が少し大きくなったかな。

●小池さんはどうですか?
やっぱり少し怖いです。でもとても興味深い人です。

●稽古も折り返し、本番に向けて、このあとどのように臨みますか?
まずはけがをしないように。あとは、終わったときに何か得られるだろうかと思っています。





続いて、「かと れあ」さん!


ふだんは「えずこシアター」(えずこホールの住民劇団)などで活動中。KENJIでは世を憂えたマダム役がハマっています!

●今回参加したきっかけはなんですか?
クリエイティブな演劇創作に関わりたいと思って。若い人たちと一緒にどこまでできるか、私にとっては体力面含め挑戦です。

●連日の小池さんの稽古はどうですか?
内心ドキドキ思いながら、あっという間に時間がたっています。小池さんは”自然”な感じ。おおらかで動物的で、ふだん忘れている野生的な感覚を呼び覚まされるというか。

●「KENJI」は、かと れあさんにとってどんな舞台になりそうでしょうか?
人間世界を超えた、すごく大きな世界観があるように思います。
スローな動きがあり、死んだ人や大事だったものなんかを想う、そういう中で生きている自分を知るというような感じがあります。


以上、ほかの出演者紹介も乞うご期待!!!    

制作スタッフ 大河原でした。

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