2016年の4月から11月にかけて、東日本地域の4都市(宮城県仙台市、長野県長野市、茅野市、東京都多摩市)が"宮沢賢治"をテーマとした市民創作プログラム、および「風の又三郎」の舞台作品の創作・上演に、世界で活躍する舞台演出家小池博史らとともに臨む。

2016年7月12日火曜日

仙台市市民文化事業団 小池博史ブリッジプロジェクト 創作プログラム『KENJI』7月10日


補助スタッフの大河原です。
梅雨の合間か、夏日和の仙台です。本日も10時から稽古開始です。


まずは円座になって、昨日の稽古の振り返りから。小池さんと演出アシスタント荒木さんと出演者で、動きの確認などを細かく行っていきます。


それから昨日の稽古の続きで、後半からラストまでを重点的に稽古していきます。
役柄の気持ちを踏み込んで考え、動きも役者さん自身で考えるなど、出演者は頭も身体の感覚も「KENJI」にフル動員です。


後半部分は、スローの動きや、映像や照明の演出など、やや抽象的とも言える舞台創作が、見る人を日常とはずれた時空間に連れ出していくようです。
音も音楽も映像もめちゃめちゃ凝られていてカッコいいです!映像制作担当の桐島さんも追い込み作業されています。


ほぼ最後までストーリーをたどって演ってみたところで、19時ころからは、最初からの通し稽古。通しで見ると、スピード感がありめくるめく変化する舞台、そのディテールに釘付けです(と言っても、補助スタッフも舞台上の小道具を操作したり、出演者の衣装替えをサポートしたり、やることいろいろです!)。
明日はシアターホールで仕込み+稽古となり、いよいよ火曜日はリハーサル、そして本番公演です!

ところで今日は、小池さんが出演者の名前をたくさん間違えておりました。
渚ちゃんのことを「キヨミ」!、むじさんのことを「やぶさん」!、そして、せりなちゃんはなんと「ケビン」!!!
ケビン?!海外の人?男性?!と、稽古場は爆笑の渦でした。
やっぱり小池さんの引き出しはすごすぎです!!

稽古場見学の方も、高校生7名含む15名ほどいらっしゃいました。市内の高校演劇部の学生さんは、「迫力があってすごかった」とおっしゃっていました。本番はもっとすごいですよ〜観に来てくださいね!!


【出演者紹介】

続いては、仙台市内の高校で演劇部に所属する「西塚葉月」ちゃん。ピュアピュアなJK(女子高生)という感じですが、演技が始まると大人顔負け、大胆でかっこいい!

Q.ふだんはどんな役をすることが多いですか?
A.明るい女子とか、元気な役が多いです。


Q.今回の見栄張りな貴婦人?のような役はどうですか?
A.私、顎を上げちゃうクセがあって、ふだんも女王様的な感じになっちゃうので(笑)、イメージ的にはやりやすいです。あと性格もはっきりしているのでやりやすいですね。


Q.連日の稽古はどうですか?
A.演劇部ではみんなで作っていくかんじだけど、今回は演出家の世界観を受け取りつつやるので全然違う。これが本物なんだ!と思ってやってます。とってもためになってます。

Q.小池さんについてどう思いますか?
A.オーラ、貫禄がありますね。すごい人だなと思います。厳しい指導も全然平気、鍛えられる感じです!

Q.本番はどんな気持ちで臨みますか?
A.頭で考えるだけじゃなくて、感じて、そのままの感情をパーンって出せたら、爆発させられたらと思います。






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