2016年の4月から11月にかけて、東日本地域の4都市(宮城県仙台市、長野県長野市、茅野市、東京都多摩市)が"宮沢賢治"をテーマとした市民創作プログラム、および「風の又三郎」の舞台作品の創作・上演に、世界で活躍する舞台演出家小池博史らとともに臨む。

2016年7月10日日曜日

仙台市市民文化事業団 小池博史ブリッジプロジェクト 創作プログラム『KENJI』7月9日


こんにちは。舞台スタッフの斎藤です。
7日目の稽古、前回よりも皆さん疲れが出ているようですが、今日もしっかりみっちり練習です。

合計10時間弱。(10:00~21:30)

本物の厳しさを味わいました…


午前は熊のシーンを重点的に練習。
止まらない演出。増えていく注文。増えていく小さな休憩。
役者さんのなかには「500mlじゃ足りない」と、1リットルのペットボトルで飲み物を持ってきている人もいました。


ダンスの振り、ピストルを投げる位置、どこで走り込むかのタイミング……
確認するものの量はどんどん増していきますが、皆さん、弱音を吐くことなく頑張っています。どれだけダメ出しを受けても心を折らずに一生懸命どう表現するかを探り、研究する姿は格好いいものでした…‼

午後は午前のシーンの続きをメインに練習。



朝よりも増える注文。無理難題をつけられる役者。演技と技術のコラボレーション。
(
無理難題も頑張って表現しようとしています!)
練習の合間に挟まれる休憩でも役者さん達は休むことなく振りや台詞、立ち位置の確認をしていました。

午後は幻想的な場面が多く、見ている側が考えさせられるところが多くあります。
どのような場面なのかは是非劇場で




【出演者紹介】

伊藤せりなさん

現役女子大学生のせりなさん。演出の小池さんによってコミカルなキャラクターを演じます!そのために小池さんから人一倍たくさんの注文を受けますが


Q.
何故『KENJI』に参加しようと思ったのですか?
A.
素直にやってみたいと思ったからです!
 元々東京でやっていたのですが、やっぱり地元でやって、知り合いに見てもらいんですよ。
 まだ呼べてないんだけど()

Q.
今回の劇に対してどう思っていますか?
A.
私自身の問題ですが、「できない」から難しく思えてしまいますね
 その壁を越えられたらもっと楽しくできるんじゃないかなー違う世界が見えるのかなぁ

Q.
自分が演じる役(動物)についてどう思っていますか?
A.
素直。本能のゆくままに。

Q.
KENJI』の練習時間、普段なら何をしていますか?
A.
バイトをしています。
 東京に行くための交通費だったり、生活費だったりそのためにひたすらやっています。

Q.
参加して驚いたことはありますか?
A.
自分がこんなに声を出せるとは思っていなかったことですね。
 元々声が大きい方だと思っていたのですが、「もっと出せる」と言われてたぶん家族が公演を見に来たら、私じゃないってびっくりされると思います。

Q.
小池さんについてどう思いますか?
A.
愛のムチみたいな。
 当たりは強いけれど、でもそれって私のために言ってくれてるから、言われたときはイラッとしても、後から考えると自分じゃ出来ないことの道を作ってくれてるんだと思います。




佐藤一恵さん

稽古では誰よりも本気で、他の役者さんにもよく的確なアドバイスをしている佐藤さん。ただ、演出からは「動きがかわいい」「可愛すぎるんだよ」と注意されてしまいます

Q.
なぜ『KENJI』に参加しようと思ったのですか?
A.
小池さんの演出だからです。

Q.
今回の劇に対してどう思っていますか?
A.
人間が生きるためのギリギリを越えてやり過ぎているすごくバランスが悪いというのを改めて感じます。
 『KENJI』の台詞に「俺達だって殺さなければ生きていけないんだ」というものがあるんですが、でも乱獲しすぎだよね。人間だけが生き物じゃないし。

Q.
自分が演じる役(車掌)についてどう思っていますか?
A.
とにかく、「皆さんの旅を先導していく」意識が強いので、
 如何なる事が起きようとも、皆さんを終点まで安全にお届けしなければならない、という風に思っています。

Q.
KENJI』の練習時間、普段なら何をしていますか?
A.
家事です。

Q.
参加して驚いたことはありますか?
A.
皆の士気が高いということですね。
 生業じゃないのに、脱落していく人が一人もいない。
 そこが一番スゴいと思っています。

Q.
小池さんについてどう思いますか?
A.
生まれてはじめて会う神様みたいな。
 私が小池さんに出会わなかったら、いい意味でいろいろ選択しなかった事がたくさんあるので。




演出家への反乱? 


衣装合わせ







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